雇用保険制度 令和10年度中に週10時間以上の労働者も加入の方向性

雇用保険制度 令和10年度中に週10時間以上の労働者も加入の方向性

2023年12月26日 | We willグループ

社会保険労務士法人We willの太田です。
あっという間に年末ですね。
皆さまには日々のブログをご覧いただき、心より感謝申し上げます。

さて、今回は雇用保険についてです。
厚生労働省から、令和5年12月11日に開催された「第188回 労働政策審議会職業安定分科会雇用保険部会」の資料が公表され、「雇用保険の適用拡大」について話題になっています。

<雇用保険の適用拡大について>
現在は、週所定労働時間が20時間以上の労働者に加入が義務付けられていますが、
2028年度(令和10年度)中に週所定労働時間10時間以上の労働者まで適用範囲を拡大する見込みです。

●雇用労働者の中で働き方や生計維持の在り方の多様化が進展していることを踏まえ、従来適用対象とされてこなかった週所定労働時間20時間未満の労働者について、雇用保険の適用を拡大し、雇用のセーフティネットを拡げる。

●具体的には、給付と負担のバランスのほか、申請手続等を含む事業主の負担等制度運営上のコストも踏まえ、2028年度(令和10年度)中に週所定労働時間10時間以上の労働者まで適用範囲を拡大する。

社会保険も雇用保険も適用が拡大されますね。
「高年齢雇用継続給付の給付率の縮小」や「育児休業給付等」などについても、重要な方向性が示されていますので、詳しくは、こちらをご覧ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36697.html

来年も、新しい情報をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
皆さま 良いお年をお迎えください。

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