新卒採用の採用充足率は年々低下しています

新卒採用の採用充足率は年々低下しています

2025年12月15日 | We willグループ

社会保険労務士法人We will事務局です。

 現在の大学3年生のインターンシップなどが行われている時期ではあるかと思いますが、来年3月には2027年卒業の方向けの採用活動が始まります。しかし、新卒の採用で苦戦する企業が増加しており、エントリーさえほとんどないという企業も多くはないようです。そこで今回は、マイナビの「2026年卒企業新卒内定状況調査」より、現在の新卒採用についてみていきたいと思います。

① 採用充足率
・2026年卒の採用充足率(内定者数÷募集人数)は69.7%で4年連続の減少。
・採用スケジュールが変更された2017年卒以降、同時期の調査と比較して過去最低。

② インターンシップ・仕事体験
・インターンシップ・仕事体験などを実施した企業の採用充足率は75.3%、実施しなかった企業の採用充足率は60.6%となり、14.7ポイントの差が見られた。
・採用充足率が全体で減少傾向にあるなか、インターンシップ・仕事体験を実施した企業は、キャリア形成の場を提供することを通じて自社の魅力を学生に伝える機会があったことで、全体よりも採用充足率が高くなっていると考えられる。

③ 就職ファストパス(選考ファストパス)の実施状況
・「就職ファストパス」「選考ファストパス」と呼ばれる、選考や内定を辞退した学生に対し、将来その学生が中途採用の選考などを受ける際に選考を一部免除するといった優遇措置を「実施している」という企業は全体では5.2%に留まるが、上場企業では9.8%となり、前年より9.3ポイントの大幅に増加している。
・「実施していないが、実施を検討している」と合わせると、上場企業では24.2%の高水準。

以上のように、新卒採用の採用充足率は年々低下しているため、企業も様々な対策を行っていることが分かります。終身雇用が主流だった以前に比べて転職が増加する現在、就職ファストパス制度を導入する企業は急速に増加しており、その注目度が上がっています。採用活動は年々変化しています。あと数か月で始まる2027年卒業の方向けの採用活動においても、上記のインターンシップ・仕事体験や就職ファストパスなどに加え、更なる初任給の上昇や、福利厚生の充実などの働きやすい環境のアピールが強まることになるでしょう。

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