2023年8月15日 | We willグループ
社会保険労務士法人Wewill 労務事務局です。
夏休み、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先週木曜日、岸田総理大臣は、いわゆる「106万円の壁」による働き控えを防ぐ対策として最低賃金が引き上げられる10月から、企業への新たな助成金制度を始めると表明しました。
「106万円の壁」というのは、従業員数100名を超える企業では、
月88,000円以上、年収106万円を超える見込みがあると、社会保険に加入する必要があり、
そうすると、社会保険料の支払いで、手取り額が減ってしまうので、本当だったらもっと働きたいパートの方が、働き方をセーブしているという壁なのです。
労働力不足が問題となっている中、 10月から、最低賃金が全国平均で時給1000円台に引き上げられることに伴い、さらに働く時間を抑制する人が増える可能性が出ています。
その解決策として、「キャリアアップ助成金」に新しいコースができます。
「106万円の壁」をこえても従業員の手取りが減らない水準まで賃上げなどを行う企業に対して、助成金が1名最大50万円支給されます。
支給要件は、まだ未確定ですが、次のような案がでています。
①1週間の労働時間を3時間以上アップすること
②基本給を3%アップすること
3,4年後には、全てのパートの方が、社会保険に加入することも検討されていますので、その前に申請することがオススメです。
ぜひお気軽にご相談ください。