組織再編をスムーズに進めるカギは「人」!社労士ができること

組織再編をスムーズに進めるカギは「人」!社労士ができること

2025年7月28日 | We willグループ

社会保険労務士法人We willの高間です。
税理士チームとタッグを組んで対応させていただいている案件が増えてきています。
その中で、複数の士業がいないと解決が難しい「組織再編」について書かせていただきます。

会社の組織再編(会社分割・事業譲渡・吸収合併など)を進めるとき、
多くの経営者は税務や法務の手続きに目が向きがちです。

しかし、実は見落とされがちなのが人事労務の問題です。
雇用契約や社会保険の扱いを誤ると、再編後に従業員トラブルや予期せぬコストが発生することも…。

そんなときに頼れるのが社労士(社会保険労務士)です。
ここでは、組織再編をスムーズに進めるために社労士が提供できるサポートをわかりやすく解説します。

1. 計画段階での「人事労務リスク診断」
組織再編の計画段階で欠かせないのが労務リスクの事前チェックです。

従業員の雇用契約は新会社に引き継がれるのか?

個別に同意が必要な従業員はいるのか?

未払い残業や社会保険未加入はないか?

これらの問題を放置したまま再編を進めると、後から大きなトラブルになる可能性があります。

社労士は、人事労務デューデリジェンスを通じて潜在リスクを洗い出し、
安心して組織再編を進められる環境を整えます。

2. 従業員説明会・同意取得をサポート
組織再編は経営者にとって前向きな戦略でも、従業員にとっては不安の大きな変化です。

「給与や待遇は変わるの?」

「勤務地や雇用形態はどうなるの?」

こうした疑問にしっかり対応することが、離職やトラブルを防ぐカギです。

社労士は、説明資料の作成から説明会での質疑対応までサポート。
従業員の理解を深め、スムーズな同意取得を後押しします。

3. 承継先法人の労務体制構築
再編が終わった後には、新会社や承継先法人での労務体制の整備が必要です。

具体的には、

就業規則の見直し・新規作成

賃金・退職金制度の整理

社会保険・労働保険の手続き

など、やるべきことは山積みです。

社労士なら、これらを一貫してサポートし、再編後のスムーズな立ち上げを支援します。

4. 税理士・司法書士と連携した三位一体サポート
組織再編には、

司法書士による登記・契約整理

税理士による税務戦略・適格要件対応

社労士による労務管理

この3つが欠かせません。

弊所では、これらの専門家と連携し、税務・法務・労務の三位一体サポートを提供しています。
これにより、抜け漏れのない安全な組織再編が可能になります。

まとめ:社労士のサポートで安心・安全な組織再編を
組織再編は、会社にとってチャンスであると同時に、従業員にとっては大きな変化です。
人事労務の視点をおろそかにすると、後から思わぬトラブルにつながることもあります。

社労士のサポートを受けることで、

事前リスク診断

従業員対応

労務体制構築

まで一気通貫で対応でき、経営者は安心して再編を進められます。

組織再編に関するご相談はお気軽にどうぞ。
経験豊富な社労士が、あなたの会社の安全な再編をサポートします。

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