社会保険労務士法人Wewill労務事務局です。
7月25日に中央最低賃金審議会が開催され、
令和6年度の地域別最低賃金額改定の目安について
公表されました。

各都道府県の引上げ額の目安は、全国一律50円です。
全国加重平均の上昇額は50円となり、昭和53年度に
目安制度が始まって以降最高額です。
引上げ率に換算すると5.0％（昨年度は4.5％）となります。

公表された目安どおりに最低賃金が改定されると、
最も高い東京都が1,163円、最も低い岩手県が943円、
弊社の隣県では、神奈川県1162円、静岡県1034円、
愛知県1077円となります。

今後、この目安を参考に、各地方最低賃金審議会で審議の上、
各都道府県労働局長によって地域別最低賃金額が決定されます。
すでに、神奈川県・静岡県・愛知県の最低賃金審議会では
50円引き上げした最低賃金額を労働局長へ答申していますので、
このまま50円の引上げが濃厚でしょう。

新最低賃金の適用は、令和6年10月頃となります。

賃上げを要件とする助成金がありますので、
この機会に活用しても良いでしょう。

質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。