高い成果を出す組織の共通点「心理的安全性」

高い成果を出す組織の共通点「心理的安全性」

2024年6月17日 | We willグループ

社会保険労務士法人We willの霜田です。

「突然新人が辞めてしまった」「指導のつもりがハラスメントと言われてしまった」など職場内のコミュニケーションの仕方にお悩みの方は多いと思います。
そこで今回は、チーム作りにおいて注目されている「心理的安全性」について触れます。
2012年~15年にGoogle社が、「高い成果を生み出すチーム」が共通して持つ成功要因を調査したところ、「心理的安全性」の高い組織ほどパフォーマンスが向上することが明らかになりました。以降、「自分の考えや意見を組織のメンバーの誰とでも率直に言い合える関係性」を意味する「心理的安全性」への注目が高まりました。

■心理的安全性が低いと?
心理的安全性が低い組織では、次の4つの「不安」を感じやすく、組織全体のパフォーマンスが低下するとされています。
1.無知と思われる不安:「こんなことを聞いたらバカにされるだろうか?」
2.無能と思われる不安:「こんなミスをして仕事ができないと思われるのが怖い」
3.邪魔していると思われる不安:「せっかく意見がまとまりかけているのに、ここで異論をはさんだら余計だと思われそう」
4.ネガティブと思われる不安:「プロジェクトの懸念を指摘したいけど、消極的な奴と思われたら嫌だな」

■心理的安全性のメリットは?
心理的安全性が高まると、どんなメリットがあるのでしょう?
<個人>
・集中力アップ・パフォーマンス向上
・ストレスが減りやりがいが増える
・業務への責任感が芽生える
<組織>
・ミスの報告・共有がスムーズに
・問題の早期発見が可能に
・離職率の低下
・情報共有が増えチームの知識量が増加
・イノベーションが生まれやすく

■心理的安全性を高めるには?
心理的安全性を高めるには、例えば次のような取組が有効とされています。

<コミュニケーションの場づくり>
・心理的安全性を体験できるしくみづくり
1on1で上司と話す時間や、部署を超えてディスカッションができる勉強会などを設定し、安心して対話できる機会を作る。その際、特定の人に偏らず発言できるよう、立場の弱い人や新たに入った人などに意識的に発言を促す。
・「アサーティブ・コミュニケーション」
相手を尊重しながら対等に自分の要望や感情を伝えるコミュニケーション技術を学び、メンバー間で思いを適切に表現できるようにする。

<共通の価値観・目標や、評価手法の設定>
・価値観の共有
「言いたいことを言うのはお客様のため」など、「何のために発言するのか」について同じ価値観を共有すると、意見も活発化。
・OKRの設定
OKRとは、達成目標(Objectives)と主要な成果(Key Results)を設定し、企業、チーム、個人が同じ課題に取り組む目標管理手法。企業全体の目標を設定し、企業目標を達成するために必要なチームや個人の目標を細分化して設定する。目標達成のためにチーム内の協力体制を築きやすくなる。
・評価手法の見直し
不公正さを感じさせる評価基準だとチーム内で妬みが生まれたり、成果にのみフォーカスした基準だと評価を下げたくないと思って新たな挑戦をしなくなったりする恐れがある。公正な評価基準へと見直す。

心理的安全性を高めるチームビルディングや、アサーティブ・コミュニケーションの方法について、多数の本やオンライン講座などが出ています。ぜひご興味をお持ちいただけたら幸いです。

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